
なぜ、私たちはバスルーム用のランプを「蒸気耐久試験」にかけるのでしょうか?
正直、バスルームという環境は、ヒーターにとっては最悪の場所です。ある瞬間は凍えるように寒く、次の瞬間には部屋中が蒸気でいっぱいになります。
多くの人は、赤外線ランプが壊れるのはフィラメントが機能しなくなったからだと思っています。しかし、実際にはそうではありません。真の原因はシール部分です。もしわずかな水分がクォーツ製のケースの中に入り込み、高温になっているタングステンに触れてしまうと、ランプはすぐに壊れてしまいます。
蒸気との戦い
これを防ぐために、私たちはランプを高湿度の環境下で耐久試験にかけます。つまり、ランプを破壊しようとするのです。
ランプを非常に高い湿度のある部屋に入れ、温度を何度も変化させます。これは、数週間で何年分もの蒸気浴を再現しているのと同じです。R7やSK15の接続部分に微細な隙間がないかをチェックします。
もしシール部分にわずかでも隙間があれば、水分が入り込んでしまいます。そうなると、実際のバスルームでスイッチを入れた瞬間にランプは壊れてしまいます。
ガラスだけが問題ではない
湿度はフィラメントだけでなく、電気絶縁体にも影響を与えます。
この試験では「漏れ電流」も綿密にチェックします。実際、塩分や水分は、本来電流が流れるべきでない場所に電流が流れる道を作ってしまいます。その結果、端子部分でアークが発生し、誰も望まない状況になります。
500時間もの間、完全に湿った状態に置かれても、絶縁体がしっかりしていることを確認します。
即時加熱の代償
短波赤外線ランプは、すぐに熱を発揮する点で優れています。だからこそ、タオルが素早く乾くのです。しかし、この高エネルギー密度は、ガラスと金属が接する部分のシールに大きな負担をかけます。
一部の企業は、ランプにコーティングを施して「耐久性がある」と主張しています。しかし、コーティングは光の反射を防ぐだけで、ランプ自体を守ることはできません。
もし、シール部分が湿気の多いバスルームに耐えられるかどうかを確認せずに高ワット数のランプを選んでしまうと、返品処理に苦労することになります。私たちは、ゆっくりとした生産工程を選び、正しく製品を作る方が良いと考えています。そうすれば、初めてお客様がシャワーを使った瞬間に壊れるような製品を送ることはありません。